
間違って原の向こう側へおりれば、
又三郎もおれも、もう死ぬばかりだ。

インスタレーション
2026年5月26日(火)〜5月31日(土)
open 10:00 close 19:00
(31日のみ)close 17:00
シアターパフォーマンス
5月26日(火)19:00
星 善之(即興パフォーマンス)
5月27日(水)15:00/19:00
宮 悠介(ダンス)
5月28日(木)19:00
星 善之(即興パフォーマンス)
5月29日(金)15:00/19:00
あいあい(クラウン・パフォーマンス)
5月30日(土)15:00/19:00
山口 なな(歌/芝居)
5月31日(日)17:00
星善之(即興パフォーマンス)
出演パフォーマー紹介

宮悠介
身体表現者、振付家、アート企画
1998年生まれ。筑波大学大学院にて舞踊学を修める。身体のリアルと虚構の関係に着目し国内外で活動中。
ヨコハマダンスコレクション2022最優秀新人賞等受賞多数。
地元新潟で、学生を対象にした調査・教育・上演を行う舞踊企画や実弟とのAIR企画・運営にも取り組む。国際的に活躍するダンス作家育成企画Step M(主催:まつもと市民芸術館)メンバー。
出演者コメント
貴方と出会う。空気が変わる。
からだの間で流動する見えない緊張感、すれ違う摩擦の熱が手掛かり。
生きてて知らぬ間に踏みにじってしまっている。
決して傷つけたい訳ではない。
でも世界と関わることを諦められない。

あいあい
クラウン、スタチューパフォーマー
立教大学公認サークル「どりぃむ・ぼっくす」にてクラウニングと出会い、パフォーマンスを始める。2018年から2年間、クラウンコンビ「ぽにあい工房」としての活動を経て、2020年からソロとして活動を始める。現在はクラウンだけでなく、ダンス、お芝居、スタチューなど表現の幅を広げながら、独自性の強い〝キュートなヘンテコ世界〟を繰り広げている。
アニメーションダンスをりきっちょ氏に師事
児童発達支援(発達障害を持ったお子さんに療育を行う事業)にも従事
出演者コメント
星さんに「クラウンと又三郎は親和性がある」と言われて、そうなのかなぁ~と思ってましたが、確かに異質さや周囲に与える影響力の強さは又三郎味があるのかなぁ~なんて思ったり。
クラウンだけに拘らず、私の出来る表現はふんだんに使って、あいあいらしさ全開に、これはまるで夢だったのか…?!と思うような空間が作れたらなと思ってます。

山口なな
オペラ歌手
鹿児島県出身。昭和音楽大学を首席で卒業。第87回読売新人演奏会に出演。「カルメン」フラスキータ、日本オペラ協会「ミスターシンデレラ」ルミ、文化庁公演ミラマーレオペラ「てかがみ」武田亮子、「おこんじょうるり」おこん、「ロメオとジュリエット」ジュリエット、「夢遊病の娘」タイトルロール等様々なオペラに出演。その他演劇やミュージカルにも出演。
藤原歌劇団準団員、日本オペラ協会準会員。ライブ配信アプリポコチャにて配信中。
出演者コメント
私が初めて演劇と出会ったのは宮沢賢治でした。演出の星さんとお会いしたのもそこです。まだ学生の頃だったので大人になった今また共演できること嬉しく思います。オペラ歌手はただの歌手ではなく歌役者、役として舞台に乗ります。音符のついたセリフでお芝居をします。文学作品と歌、どう融合させられるのか試行錯誤しました。普段とは違う役者の私と、歌手である私、どちらも楽しんでいただけますよう力を尽くします。
空間チーム紹介

星善之(ほしぷろ)
総合演出・パフォーマー
プロフィール
舞台演出家・パフォーマー。福島県西会津町出身。高校演劇を経て、大学時代に劇団に所属。脱退後、創作ユニットほしぷろとして活動を開始。既存の戯曲や小説を扱いながら、現代の問題を常に重ね合わせ、「今この舞台と社会の上」を観客と共に味わうための世界を創作している。現在は子ども居場所づくりにも奮闘している。第12回せんがわ劇場演劇コンクールで演出家賞、2026年「ガチゲキ‼︎Part3」で演出賞を受賞。
コメント
この企画は、世界そのものを象徴するものだと考えています。空間演出に星野さんをお呼びし、これまでほぼ全ての作品で照明をやっていただいている麗乃さんと協力して世界の土台や理となる空間を作り上げています。そこに永井さんの音楽が空間を広がりと強度を高めてくださっています。そしてそのインスタレーション(空間)の上に多種多様なパフォーマーが表現を行います。そこに訪れるのは三郎でもあり、村の住人でもある観客の皆さんです。本当の意味で、全員が主役のこの企画を、多くの人に味わっていただき、「今この瞬間」鑑賞者も創造者も全員が担っていることを考えていきたいなと思っています。風の又三郎に全員がなる時間です。どうぞよろしくお願いいたします。

星野善晴
空間演出
プロフィール
空間作家。東京・千葉出身。東京藝術大学大学院ほかで建築を学ぶ。空間・身体・環境の関係を基盤に、舞台美術やアートプロジェクトなど領域横断的に活動。小劇場オペラ《出雲阿国》、アーツ&スナック運動などに携わる。地域の内外や多様な属性の人々が場所を共有する場づくりに関わり、ほしぷろの企画ではトークイベントや『名前がカタカナの難しい人たち』に寄せたワークショップなどを実施。法政大学助手、尚美学園大学兼任講師。
コメント
総合演出の星さん、照明の麗乃さんとのやりとりを重ねる中で、
光の来訪者たちとの、予期せぬ出会いをつくれないかと考えるに至りました。
そこにはまず、想像力に満ちた空間が広がっています。
場はわずかに揺らぎ、光はときに現れ、干渉しながら、
やがて静かに、時にふと離れていきます。
光の来訪者たちは、私たちの想像力を均一に照らすのではなく、断続的に現れては立ち去る。
それは、三郎が見た風景なのかもしれません。

麗乃(luce)
照明

永井秀和
音楽
プロフィール
2017年東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。
「小劇場オペラ 《出雲阿国》」「オペラ《箱》」「モノオペラ《いちとしいけるもの》」「オペラ《足立姫》」などのオペラ作品を多く手掛ける。
クラシック、ロック、ジャズ、邦楽、雅楽などの幅広い作曲・編曲作品に携わり、映像作品等の楽曲提供やN nulls、noxs、ゆうらん船、ヒカガミ座といったプロジェクトやバンドにも参加。ジャンルを問わず活動している。
コメント
この度、インスタレーションの間に流す音楽に私の「繰り返す追憶」を使用していただくこととなりました。
元々は別の企画において制作した音源でしたが、この「風の又三郎」のインスタレーションと合わさることで新たな一面、二面を見せてくれることでしょう。今企画でインスタレーションと音楽がどのように化学反応を起こしてくれるのか、その瞬間瞬間をお楽しみいただけましたら幸いです。